裁判で浮気の証拠として使える探偵の調査報告書とは


探偵に浮気調査を依頼した時に一番大切なものは「報告書」だという事をご存知でしょうか?

この報告書については、普通に生活をしている中で見る事も無ければ調べる事も知る事もありません。
しかし裁判を左右してしまう程に重要なものになります

この報告書一つで慰謝料の金額が大きく変わるとしたらどうでしょうか?
ぜひこれからご紹介する事を参考にして下さい。

■ 離婚するには3つの方法があります
  • 協議離婚
  • 調停離婚
  • 裁判離婚

この3つの離婚があり、夫婦2人で話し合い離婚を決める事を協議離婚といい、
夫婦で協議した結果離婚をする事になり離婚届に自筆の署名捺印をする事で離婚が成立します。

調停離婚は夫婦の協議で二人の納得が得られなかった場合、家庭裁判所に調停の申立を起こす事で調停員が夫婦の話し合いの間に入り離婚に向けて話し合います。
この調停の場でお互いが納得し離婚の同意が得られれば、離婚が成立します。

調停でも納得ができない場合裁判官に判決を出してもらう裁判離婚となります。


■ 報告書の重要性

裁判では報告書が依頼者の利益を左右する、重要な役割を果たします。

報告書は「誰が見ても明確に分かるもの」である必要があります。
その報告書に添付されている写真や映像を見て、配偶者のこともその浮気相手のことも、
知らない裁判官に明確に「この写真は訴えられているこの人物で間違いない。」と分かるものが必要です。

写真がラブホテルに出入りしていると分からないものや、人物が明確に分からないようなぼやけていたり暗すぎる写真では証拠能力がほぼないと言えます。

この報告書と写真や映像などの質は、その探偵社の力量による所が大きく、レベルの低いものは探偵社のレベルの低さという事になります。

報告書に詳細にホテルへの出入りが事細かに記述されていたり、それに写真や映像などがあり「誰がどう見ても不貞関係にあると言えるもの」が証拠能力の高い報告書や証拠という事になります。

時系列に沿って細かく行動記録がされている事や、退社から浮気相手との行動・ラブホテルに出入りした時間や過ごした時間が分かるなど、写真や映像付きで細かく報告書が作成されている事で、「不貞なんてしていない」という言い逃れも言い訳もできません。

そしてそういう明確な報告書と証拠が裁判官の判断を左右する事になります。

時系列が分からない簡易的な報告書の場合、ホテルに出入りした事は書かれていたとしても時間などが全く分からないといった場合、二人はそのホテルに30分いたのか3時間いたのか一晩いたのかが裁判官には分からないという事になります。

こうした事からも行動記録などが詳細に記述されたものの方が、質の高い報告書という事になるのです。

車での移動の場合は車種やナンバーなど、その車がハッキリと明確に判別できるものが必要となります。

タクシーで移動した場合は、車の情報に加えて会社名がどこの会社なのか判別できる事で、乗車と下車の場所の記録を取り寄せる事もできます。

大切な事は、明確に鮮明にはっきりと人物や行動記録が分かるもので、不貞をしていたと断言できる報告書が裁判では必要という事になります。

この報告書が簡易的で明確に不貞を追求できないものであった場合、相手の言い逃れなどを許してしまう事となったり、不貞がはっきりと証明できない事で500万円もらえるはずだった慰謝料が50万円しか貰えないという可能性もあります。

こうしたラブホテルへの出入りなど肉体関係の証拠が3回分あれば、「不貞は継続的に行われていた」という事になりますので、さらに依頼者の有利に裁判を進める事が可能になります。

■ 報告書や証拠について

裁判を起こすとなると他人である裁判官に対し、第三者の目線で見て明確に納得と理解が得られるような証拠や報告書が必要となります。

浮気をされたので離婚したい」と考えて裁判を行う場合、「第三者が見ても明らかに肉体関係にあると思われる証拠」を提出する必要があります。

メールやLINEなどでいくら仲よさげに会話していようが、デートしたと思われる観光地で2人でくっついて写真を撮影していようが、それでは肉体関係があると見る事はできないので証拠になりません。

配偶者からすればこれでも立派な浮気だと思っても、裁判を起こした場合にはそれは仲がいい証拠とはなっても肉体関係にあるとは言えないのです。

ですので、裁判で必要な報告書とは、明らかにラブホテルに出入りしている様子の写真や映像があるものや、裁判官が見ても「肉体関係があると思えるものが必要」という事になります。

この報告書ですが、紙1枚でも報告書といえば報告書になりますし、10ページに及ぶものでも報告書です。

しかし重要なのはその内容になってくるのです。

報告書は調査完了まで分からないんじゃ・・・?

この、裁判を左右してしまう報告書というものですが、探偵に依頼しようと思った時にサンプルを見せてもらう事が可能です。

ぜひ料金や機材といった事と報告書の質なども、探偵を選ぶ際のポイントとして頂きたいです。

この報告書を見る事でその探偵がどれほどの調査力があるのかや、探偵のレベルというものを知る事ができます。

報告書を見せる事は出来ないと言われたり、あまり見せたがらないといった場合はその時点で依頼する探偵の候補から外しても良いでしょう。


依頼者を護るのはこの報告書です。

そのサンプルを見せる事ができないというのは、依頼者の利にかなう探偵とは言えませんので避けて差し支えないでしょう。

報告書は高価な料金がかかるものでしょうか?

探偵による調査費用は数万円で済むという事はなく、数十万円や調査内容によっては100万円を超える事があります。

その調査を報告してもらう報告書ですが、中には報告書作成料という名目で数万円の費用を請求される事があります

こうした事から、事前に報告書のサンプルとともに報告書の費用も確認しておきましょう。

報告書には数万円でもちゃんと払った方がしっかりとしたものを作ってくれるという訳でもなく、報告書作成料無料という探偵でもしっかりと裁判で証拠として使えるものを作成してくれる探偵はいます。

人の気持ちの部分で、高い料金を支払えば良いものが期待できると考えてしまいがちですが、料金が高い方が探偵の質が良いという事は殆どないと言えるでしょう

簡易的な報告書を作成する探偵は論外です。こうした所に依頼する事は避けるようにしましょう。
報告書は悪くはないけれど安いとは言えない費用が掛かる探偵も避け、ちゃんとした使える報告書を無料かもしくは安くで作成してくれる探偵に依頼する事が賢明と言えます。

まとめ

ここまでの事から重要な事をまとめますと、

  • 証拠能力の高い報告書を作成してくれる探偵に依頼する事で、依頼者の有利に裁判を運べる。
  • 報告書作成料が無料や安価といった探偵でも、証拠能力の高い報告書を作成してくれる探偵がいる。
  • 契約して依頼してしまう前に、料金や調査力とともに、報告書のサンプルと作成料を確認してから決める。

これらの事が依頼者の有利に裁判を運ぶ事ができ、慰謝料の金額を左右するなど依頼者の利益を得る事に繋がります。

ここまでの事から報告書の重要性についてご理解頂けたかとおもいます。
報告書とは紙と写真や映像でまとめられた書類ですが、依頼者の最後の砦となり依頼者の訴えを得るものとなります。

こうした質の高い報告書や証拠があれば、訴えた相手は「一晩限りの過ちで火遊びだ」といった事や「不貞ではない」というような言い訳も言い逃れもできないものになるのです。

それは依頼者が泣き寝入りせずに済むという事でもありますので、探偵への依頼を考えた時の参考としていただければと思います。

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